牧師室だよりNo.54 2021.9.19

石川県内のまん延防止措置が続いていますが、全てのモニタリング指標が軽快していることから、家庭礼拝推奨を解除する長老会決議をいたしました。今までは、家庭礼拝推奨解除は、そのまま会同礼拝推奨を意味しました。

しかし、今回は、それぞれのご事情に寄り添うことを今まで以上に大切にしようと、引き続き、家庭礼拝を献げた方がご連絡くだされば、礼拝出席者としてカウントを続けることにいたしました。また前回と異なり、今は、感染力の強いデルタ株のまん延中のため、礼拝での発声は控える決議をせざるをえませんでした。同じ理由から複数の人が発声する集会は、しばらく再開に踏み切れそうにありません。

ある人が、「今は被災中」と言いました。その通りだと思います。私たちは、現在進行形でひどい災害の中にいます。教会のコロナ捕囚は続きます。

しかし、捕囚の中でこそ、イスラエルの信仰は新しくされていきました。イスラエルの信仰にとって今は当たり前のように思われている聖書への熱心、各地の会堂(シナゴーグ)建設は、神殿に参集できない離散の地での已むに已まれぬ対応の結果として拍車がかかった側面があります。

私たちもノーマルだけではなく、積極的なニューノーマルを求める段階に入りつつあるように思います。教会は世界史をも作られる神さまのなさることの後追いでいつでも形成されていくものだと思います。異邦人伝道すら教会の主導ではなく、迫害の結果、生じたものでした。新しい集会の形も試行錯誤で、探って参りましょう。

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