牧師室だよりNo.51

感染拡大状況下にありますが、まんえん防止措置発令が迫っていることを視野に入れつつも、先週の臨時長老会にて会堂礼拝継続を決めました。礼拝に集う多くの方が、二回目のワクチン接種を終えた新しい状況に基づく決議です。ワクチンはデルタ株であっても重症化を高確率で防ぐと言われているので、緊急事態宣言や個別の特殊状況が起きない限りは、この形を続けられるだろうと思います。

 

しかし、米疾病センターの報告によると、デルタ株の感染力は今までの比ではなく、ワクチンを打っている方でも罹患すれば8~9人の方に感染させてしまうと言います。水痘並みの最強の感染力です。ワクチンのおかげで軽症になる分、ブレークスルー感染をした場合は、気づかず隣人にうつしてしまう危険が高いのだそうです。集まりやすくはなりましたが、集まる方々は今までよりも注意深く対策に気を使わなければなりません。

 

礼拝に集う方々の中には、一度目のワクチンの予約も取れない方、接種券すら届いていない高校生、そもそも打てない乳幼児や子どもがいます。自分が罹患し重症化しないためではなく、今後は、接種できない方々への愛の業として身体距離を取ること、礼拝前後の礼拝堂や受付での会話を控えることを丁寧に行っていくことが求められます。ご不便をおかけしますが、なるべく長く会堂での礼拝を続けるためにも、この点は様々な奉仕に当たっている方々も例外なくご協力くださいますようにお願いいたします。またこれまでと同様、家庭礼拝を望まれる方が当番等に当たってる場合には柔軟に調整しますので、遠慮なく担当長老にお声がけください。

 

個別の事情により、そもそもワクチン接種を受けることができず長く会堂に集えていない方々、職場やご家族のために会堂での礼拝出席を控えている方々が、今もそれぞれの場で礼拝を捧げていることを決して忘れないようにしたいと思います。主が、私たちを一つのキリストの体として守ってくださいますように。

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