牧師室だよりNo.45

牧師室だより№45

 昨年の受難日祈祷会の中止から本格的に始まった金沢元町教会のコロナとの格闘ですが、今年は、無事に受難日祈祷会、そしてイースター礼拝を迎えられそうです。

委員の尽力により先に発行されました教会報を読んでみますと、まさにコロナ一色の紙面となっています。石川県内ではしばらくの間、新規感染者は一桁台に留まっています。このまま収束してくれればと願いますが、きっと小休憩に過ぎないのでしょう。

それでも、「地の続くかぎり、種まきも刈り入れも/寒さも暑さも、夏も冬も/昼も夜も、やむことはない」(創世記 8:22)との御言葉通り、季節は巡り、あの冬の大雪が嘘のように、春爛漫です。どんな病が流行ろうとも、地の実り、季節の移り変わり、それどころか、朝となり夕となる、その事実に接するだけで、私たち聖書の民は、「人に対して大地を呪うことは二度とすまい」と断言してくださった、主なる神様の「あなたは生きて良い、あなたが生きることが私の御心だ」という御声を聴かせて頂いているのだというのです。

堕罪前の人間ではなく、堕罪後の人間、「人が心に思うことは、幼い時から悪いのだ」と神がはっきりと見極めておられるその人間が、もはや、呪いの中にはいないのです。

新しい年度が始まろうとしています。多くの人を教会に招き、コンサートを開くような催しは、もしかしたら新年度もまだ難しいかもしれません。しかし、こんな時代だからこそ、この神さまの根源的とも言うべき世への祝福を告げる伝道の使命を果たして行きたいのです。

主よ、私たちに志と共に、知恵と力をお与えくださいと心を合わせて祈ってまいりましょう。

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