牧師室だよりNo.42

牧師室だより№42

 本日の定例長老会では、母子室屋根の防水工事と、礼拝堂正面上部の明り取り兼排煙のための窓サッシの交換を提案する臨時総会開催に向けての話し合いをします。長老会だよりで当初お知らせしていた外壁工事よりはずっと小さな規模での工事になります。それでも年度当初の計画にはない100万円を超える工事なので、臨時総会を年明けに開催する予定でいます。しかし、これはこの二つの工事で十分ということではなく、会堂の修繕に本気で取り組むと、あまりにも大規模な工事になってしまうので、緊急中の緊急を要する箇所を手当てして、それから教会員全体の知恵を持ち寄りながら方向性を見定める時間稼ぎのためのものです。そうは言っても、この会堂を15年、20年と維持していく為には、外壁工事もなるべく早めにしなければなりません。雨水が壁から侵入し、中の鉄骨を腐らせれば、建物の寿命が大きく縮んでしまうからです。

 長老会の席上で私は、「教会員宅や、地下墳墓で礼拝を捧げた初代教会のことを考えれば、将来特定の会堂を持たない可能性さえあるのではないか」と少々乱暴なことを申しましたが、「この北陸で会堂を持たずに伝道することは難しい」と即座に応じた長老がいました。未来永劫そうであると言い切ることはできないかもしれませんが、「主が私たち元町教会に託された伝道のため」にどのように会堂をも整えていくのか?それが全ての原点だと改めて教えられました。あまり急ぎ足になることはできない課題ですが、時機を失さず、この時代を任された私たちの知恵と力を集め、主の御委託に応える教会の歩みを作らせて頂きたいと願います。

コメント

この記事へのコメントはありません。