牧師室だより No.38 2020.5.24

牧師室だよりNo.38

 家庭礼拝を推奨し始めてから、7回目の日曜日となりました。20日には、石川県内事業者に対する自粛要請が原則解除となり、町は少しずつ人出が目立ってきたようです。

 何度も申し上げるようですが、教会は自粛要請の対象にはなっていません。ライフラインに数えられるからです。それは私たち信仰者にとってのライフラインであると同時に、私たち教会は世のためのライフラインであると受け取ることが、神学的により正しい理解であると思います。ただパンのみによらず、神の口から出る一つ一つの言葉によって、本当に生きた者となるように造られている人間に、神の言葉を告げるよう召されたのが、私たち教会だからです。

 けれども、教会堂は、三密の状況が起きやすいということも肝に銘じなければなりません。それだからこそ、自分の命を守るためだけではなく、隣人への愛の奉仕として、キリスト者の自由において、家庭礼拝の道を選び取って参りました。しかし、全ての人への愛の御言葉を語る教会の務めは、ただネット上や、郵送でも届けることのできる牧師の説教によってだけではなく、教会員が一つ所に毎週集うというデモンストレーション(これこそが本来のデモ活動だと言えるでしょう)によっても、公に告げられるのです。その神に託された使命を果たすために、感染のリスクをコントロールし、出席者にも、送り出すご家族にも、近所の方々の安心のためにも取り得る対策をしっかり取る方法を長老会で祈りながら、模索しています。もうしばらくお待ちください。

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