牧師室だより No.59

 先週から石川県内全域で、まんえん防止重点措置が出されました。その中でも、やはり、金沢市内での新規感染者数が多いことは、既に、ご承知の通りです。不織布のマスクであっても、今回は感染を防ぎきれないということで、今回こそ賛美や、信仰告白を心の中で、唱える形にしなければなりません。けれども、重症化しづらいという医学的知見もあります。そうであれば、きちんと感染対策をした上で、また情報を集め冷静に見極めた上で、私たちは教会として、会堂に集まっての礼拝への出席を、市民、県内の皆さんにぎりぎりまでお勧めできるかもしれません。その際、持病を抱えた人でも礼拝には安心して集えるような配慮が求められるでしょう。この「私たち教会」という主語は、長老会だけのことではなく、教会全体のことです。私たち全体が、神に呼び集められた教会であり、礼拝と伝道の使命を与えられた共同体です。私たちは、自己目的のために存在せず、神のため、また世に福音を告げるために存在します。そして、私たち自身のことは、神が考えてくださるのです。改めて、この第6波も、この教会の使命を、一人一人が自覚し、コロナに対しては、蛇のように賢く、神に対しては鳩のように素直に、乗り越えていきたいと思います。教会に与えられた力と祈りを結集していきたいと思います。

 「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。/変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ。/そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。」(セレニティ・プレイヤー)

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